このままでは終われない…
「このままでは終われない…」
スポーツ選手関連の記事などで、よく目にするフレーズです。
たとえば、今は現役を退いたフィギュアスケートの村上佳菜子選手が、
ソチオリンピック代表に選出されたものの、
思うような結果を残せなかった時、
最近では、その後、引退することとなった稀勢の里が、
昨年11月に師匠にこう伝えたといわれます。
ブラント戦に敗れたボクシングの村田諒太選手の帝拳ジムでの会見や、
サッカーの川口能活選手の著書の中にも、
記されているようです。
このように第一線で世界中の注目を浴びながら活躍した
アスリートたちとは比較にもなりませんが、
実は、私も
「このままでは終われない」と強く思ったことがあります。
それは、40代始めの頃。
それまでの人生においては、
自分は何をしたいのだろうかということを
突き詰めて考えなくても、
目の前にはとりあえずの目標がいつもありましたので、
迷いなく進んできたのでしたが、
人生の折り返し地点の数年手前に来て、
じわじわと、これでよいのかという思いが出てきたのです。
そこから、本当の意味での自分の人生の目的や計画を、
意識的に探求することとなりました。
そして、紆余曲折、回り道の末に、
他者の癒しのサポートというテーマに気付いた時、
「これをしなかったら、人生このままで終われない、死ぬに死ねない」
という心境に至りました。
どのような問題が起ころうと、誰から反対されようと、
そんなことは、やらない理由にはなり得ないという
絶対的な確信でした。
このような体験を経てきたため、
人生の目的や魂の計画が、どれほどその方にとって重要であるか、
とてもよく理解できるのです。
人によっては、幼い頃からそのことに気付き、
まっすぐにその道を歩んでいかれることがあります。
また、残念ながら、何をしたくてここに生まれてきたのかという
問いの答えを見つけることなく、人生の最期を迎える場合もあります。
そもそも人生に計画や目的が存在するのか否かということに、
ほとんど関心がなく、意識されることもない人生もあるでしょう。
私は、時々、想像してみます。
人が、年老いて死を迎え、魂が体から離れていくとして、
もしも生前、人生の目的に全く気付かず、
目的を果たせなかったことに、その刹那、気付いたとしたら、
魂はどれほどのショックを受けるだろうかと。
人生の目的に沿った道を歩んでいる時、
当たり前かもしれませんが、
他とは比較できない充実感と納得できる感覚、
そして自己肯定感が生まれます。
「これでよい」「これでOK」という感触です。
私がさせていただいている前世療法、
特に多次元セラピーによる前世・過去世の探求は、
この人生の計画・目的を知るのに役立つツールの一つです。
もしもこのブログを読んでくださっている方の中に、
人生の計画や目的に興味のある方がおられましたら、
それを探求し理解するお手伝いを喜んでさせていただきたいのですが、
それは私にとって、本当にやりがいのあることです。
わざわざセッションでそれを探求するのは、
残念ながら、生まれた瞬間に、自分が立てた計画を、
いったん忘れてしまうためです。
そうは言っても、その方の潜在意識の中には、
人生の計画についての詳細なデータと、
その時、どのような思いで計画を立てたのかという
情報が眠っています。
そのページは、その方以外の誰かが
勝手に開くことは出来ません。
ご自分の潜在意識にあるページの扉を開いて、
そこに何が記されているのか、
一読する価値は大いにあると思うのですが、
いかがでしょうか?
2019年01月23日