寒さとあたたかさの間で… スクールベーシック初日
今日は比較的あたたかい一日でした。
とはいえ私の服装は、しっかりとした編み込みのニット。
それに対して…
今日、スクールのベーシック・コースに初めてお越しになった方は、
薄手のチュニックで袖は肘までの長さという軽装です。
お若いとはいえ、あまりにも薄着だったため、
感心しながらお聞きしてみると、
生まれ育った地がこのあたりでは随一の寒冷地だということでした。
誰もが納得するような気温の低い土地で過ごされると、
これほどまでに寒さに強くなるのだと納得致しました。
これまでにお会いした方は、九州のご出身の方でも、
冬は普通に寒いとおっしゃっていましたので、
やはり個人差があるのでしょうか?
何だか羨ましいように感じたのでしたが、
夏場は暑さがひどくこたえる…というお話でした。
体質や気質、そして幼少期からの体験が複雑に合わさり、
その方の気候への順応や耐性を形作っているようです。
振り返ってみて、別のことも考えました。
毎日、たいへん冷え込むため、
一日や二日、あたたかくなると聞いても警戒が解けず、
念のために着込んでおこうという意識がはたらいてしまうのでしょうか?
それはある意味で、無意識のうちに自分にかけている
自己催眠のように浸透し、作用しているのでしょう。
寒い日と、幾分あたたかめの日を繰り返しながら、
少しずつ春に向かいつつあるこの時期。
気象情報をチェックして、今日は少しあたたかくなるとわかっていても、
ついいつものように着込んで家を出ています。
例年よりも寒くなるのが早かった今シーズン、
冷たい北風や寒さのイメージが定着し過ぎて、
思考や体感にまで影響を及ぼしているとしたら…。
あちらこちらで花の蕾がほころび、
優しいそよ風が吹くのを十分に実感してからでないと、
ヒートテックや厚手の服を手放していかれないのかもしれません。
ひとしお春が待ち遠しいと感じられます。
2014年01月25日