なぜ日本を選んで生まれてきたの? 戦争体験と前世
最近、子どもたちを対象として行われた調査によると、
「日本がとても好き」と答えた子どもたちは52.2パーセント、
「どちらかといえば好き」と合わせると、
全体の96.9パーセントに上る結果となっています。
(参考:2013年のベネッセによる調査
http://benesse.jp/blog/20140106/p2.html )
子どもの頃を振り返ると、
自分が生まれた国を好き…と意識したことは
ほとんどなかったような気がしますが、
大人となった今、
日本に生まれてよかった…としばしば感じています。
直近の前世は、戦争で亡くなっていることもあり、
とりあえず平和であることは何より…。
治安が良く、四季の移り変わりが美しく、
食べ物もバラエティに富み、気候もまずまず穏やかです。
異常気象や社会的な問題は数々あるものの、
世界全体から見れば、なかなか住みやすい国と言えるでしょう。
トランスパーソナルな観点では、
魂は、次の転生の準備をして、大枠の計画を立てます。
その際、転生する時代、国、性別、両親などを綿密に検討して
最適なものを選択すると言われます。
生まれた後で、冷静に振り返ると、
これらの条件は、自分の意志では選べないことだと感じます。
が、実は全て計画のうちだった…というわけです。
これまでに前世療法のセッションをさせていただいたケースでは、
(時代的な背景もあるのでしょうが)
戦争で亡くなった前世・過去生のイメージがたいへん多いです。
考えてみれば、先の二回の世界大戦では
空前絶後、夥しい数の戦争犠牲者が生み出されました。
現在、日本には、戦争で傷ついた多くの魂が
平和を求めて転生してきているのではないでしょうか?
戦争を体験した魂が、次こそはと平和を希求するのは自然な心情であり、
カルマのバランスを回復できることだと感じられます。
戦争は他とは比べられない過酷で特殊な体験ですので、
戦争体験があった転生からは、
その魂の成長に役立つたくさんの学びを受け取れるのかもしれません。
けれどもあまりにも過酷過ぎて、深い心の傷を残し、
今生までもその影響が及んでいることがあるのです。
身体的な問題がある時、その原因にさかのぼってみると、
戦争中に受けたダメージに行き着くこともよくあります。
戦争と平和。
これらに対する感じ方には、
その魂が体験したさまざまな出来事が反映されているでしょう。
戦争や平和という言葉に反応する複雑な思いや、
ふいに沸き起こってくる感情など
まだ癒されていない何かがあると感じられるならば、
それがいつの時代であれ、
戦争によって心身に大きなダメージを受けてしまった
前世・過去生の時空にさかのぼり、
その辛い体験を理解し、癒してあげることをお勧めします。
平和な時代、平和な日本に生まれたこと自体が、
戦争で傷ついた前世の癒しを実現しようとする
魂の望みであるのかもしれないのですから。
2014年01月16日