書家の先生が受け取る前世イメージは視覚的?
あらゆる書体を美しく
生き生きと表現なさっておられるベテラン書家、
子弓さんにお目にかかる機会がありました。
幾つかの前世について、
詳しく再体験するセッションをご希望でした。
今年の11月に、地元平塚市内で個展を開かれ、
銀座においてもたくさんの作品を展示なさっています。
直観に導かれて出会ったある本の中の言葉、
平安歌人の和歌や童謡から、
般若心経や梵字などまで
実に幅広く創作なさっています。
「なぜこのように多様な書を…?」とお聞きしてみると、
一つの系統だけに立ち止まらず、
複数の優れた先生に師事されてこられたとのこと。
子弓さんの書を拝見すると、とにかく「端正で自由」という印象。
書に関しては全く知識がありませんが、
清らかな水が流れていくような、
何かの音が聞えてくるような、感覚的な心地よさと
ハートに響くバイブレーションが伝わってきます。
一作ずつ、文字のスタイルが異なっています。
書かれている文字の意味と書体とが一体となって響いてくる感覚です。
さまざまなブログやネットショップなどでよく見かける葉書や額装の書は、
ほとんど既製品のように思ってしまいがちです。
けれども子弓さんの書は、相手の方と向かい合い、
その瞬間のインスピレーションとイメージによって
字体やレイアウト、背景、装飾などが浮かんでくるのだそうです。
まさに一期一会、瞬間のアートですね。
前世療法のセッションで、
潜在意識からイメージを受け取るのには、
視覚優位、聴覚優位、体感覚優位の3つのタイプがあります。
聴覚や体感覚の方には、絵としてのイメージはほとんどありません。
それに対して視覚優位タイプの方は、
まるでカラー映画のように、
前世の風景の色や形のイメージがやってきます。
音楽が好きな方や、プロの演奏家、音楽の先生などは、聴覚タイプが多く、
画家さんやデザイナー、映像関連のお仕事の方は視覚優位タイプが多いです。
子弓さんは、書をなさっているということで、
視覚が優位なのではないか…と思っていたら、
実際に誘導させていただくと、体感覚優位タイプでした。
子弓さんの書は、目で見る文字の形以外のところからも
さまざまな感触や印象がやってきます。
もしかするとそのことが、体感覚優位であることと
つながっているのかもしれない…と興味をひかれました。
2013年12月19日