なぜ「前世療法・ヒプノセラピー」スクールなの?
前世や前世療法にご興味をお持ちであるばかりでなく、
前世療法を使って、他者の癒しのサポートをしてみたいと
お考えの方は少なくありません。
私どもの前世療法スクールは、
「前世療法とヒプノセラピーのスクール」という名称です。
前世療法(だけ)を学びたいのに、
なぜヒプノセラピーが付いてくるの…?
そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
前世療法・過去生セラピーは、
ヒプノセラピー(催眠療法) の中の
退行療法のうちの一つの領域です。
ヒプノセラピーにはさまざまな種類(メニュー)があり、
それらの目的や効果は異なっていても、
セラピー手法には共通する部分が含まれています。
ヒプノセラピーに共通する部分、
そして前世療法ならではの部分、
その両方を習得することで、
前世療法全般に渡って、
どのようなテーマであっても
自信をもって対応できるようになるでしょう。
共通する部分には、
事前カウンセリング、催眠誘導法、暗示法、ブロックの問題、
クライアントさんとの信頼関係や問題の理解、
その他個人セッションで考え得る
さまざまな問題への対応などが含まれます。
前世でどのようにセラピーを進めていくのかという実際的な部分は、
こうした基本的な要素のうえに成り立っているのです。
さて、前世療法(だけ)を習得したい場合、
他のメニューは学ぶ必要がないでしょうか?
答えはそうでもあり、そうではないこともあり…となります。
通常は、ベーシック・コースにて基本の共通部分を学ばれた後、
アドバンス・コースの前世療法を選択していただければ、
プロとしてセッションが出来るレベルに到達するでしょう。
ここからはどんどん練習を積み重ねて実践を続け、
スキルアップしていかれたらよいでしょう。
一方、アドバンス・コースにて、インナーチャイルド、年齢退行、
胎児期退行、インナーペアレント、サブパーソナリティなど
他のユニットを併せて選択される場合は、
前世療法との相違点や類似点、つながり、応用範囲、
組み合わせといった新たな領域が視野に入り、
セラピーの中の前世療法の際立った特長に気付くことができるでしょう。
どのような問題・テーマに前世療法が適しているのか、
あるいは何らかの理由で前世療法を使えない場合、
代わりにどんなセッションを使えるかといった視点を持つこともできます。
ヒプノセラピーにはさまざまな種類(メニュー)がありますが、
人の心は、こんなふうに整然と区切られるものではありません。
たとえば前世にインナーチャイルドが現れたり、
前世のパーソナリティと思った人物が
実はサブパーソナリティであったり、
胎児期のトラウマの起源が前世に存在していたりすることは
それほど珍しいことではないのです。
ヒプノセラピーは、はじめてみないと何が現れ
どのような展開となるかわからない要素も多々あり、
ヒプノセラピストは、その方が受け取っておられるイメージに
どこまでも寄り添うことが求められます。
ヒプノセラピー全般を学ぶのでなくても、
ヒプノセラピーの中の前世療法のポジションや、
他の領域とのつながりについて知っておくことは、
実際にセッションをなさるうえで、
きっとお役に立つのではないでしょうか?
そのようなことを考えながら、
前世療法とヒプノセラピーのスクールのアドバンス・コースは
複数のユニットからの自由選択制という形を採ることに致しました。
前世療法を習得し、深めていく際、
逆説的ではありますが、周辺のヒプノセラピーメニューが
いっそうそれを促し、問題提起をしてくれる…
そんなメリットがあるかもしれないと感じています。
2013年12月15日