「人生の目的」を探求する前世療法と戦争体験
前世療法のテーマの中でも、
「この人生の目的」というテーマは、
皆さまの関心が高いものの一つです。
現在、前世療法をさせていただいている私も、
セラピストとなる前に、自分の人生の目的について興味を持ち、
長い時間をかけて探求していた時期がありました。
今生の魂の計画・人生の目的に最も影響を与えた過去生は
どんな方にもただ一つ存在しています。
私の場合、それは戦時中に若くして亡くなった
一人の青年のイメージとして現れました。
ご興味のある方は、このほどアップロードした
ヒプノセラピー専門サイトの
プロフィールに掲載してありますので
ご覧いただければと思います。
通常、人生の早い時期に死を迎えると、
次の転生は、短かったその前世の続きのようになると言われています。
人生のその先をもっと続けたかった思いが
そうした状況を引き寄せるのでしょうか?
その前世と今生とはつながりが密接であり、
まるでひとつの転生のように感じられることもあるようです。
しかしながらあまりにもつながりが強いと、
身近に感じられ過ぎて、客観視するのが困難となり、
かえって自覚できないということもあるかもしれません。
皆さんの場合はいかがでしょうか?
2回の世界大戦、原子爆弾、空襲などで、
多くの方々が命を失っています。
その中には人生半ば、
あるいは人生がまだ始まったばかりの
本当に若い方々がたくさんおられたはずです。
その方々は、そうした前世での体験から、
次の人生ではこうしたいという特別な思いを抱いて
今、人生を歩んでおられるのでしょうか?
私どものセッションでは、何人もの方々の前世に、
戦争や原爆のイメージが現れています。
その時、どの場所に住み、何歳であったかはさまざまですが、
ご家族や仲の良かった友人を失い、
かなえたかった夢をあきらめざるを得なかったやりきれなさや辛さ、
何よりも皆無事に平和な世界で長生きをしたかったという思いは、
当然のことながら共通するものだと思います。
私もいわゆる前世で戦争を体験しているだけに、
こうしたイメージ世界の旅にお供しながら
自然に心からの共感が湧いてきます。
トランスパーソナルな観点では、
魂は転生する前に前世を振り返り、
次の人生の計画を立てます。
今、それぞれの方が魂の目的を達成しようと進んでおられ、
その計画は、どのような障害や試練と出会おうとも、
取り返しのつかないほどの損傷を受けることはありません。
転生を繰り返し、長い時間をかけながら、
いつか必ず完了できる時が来るのだと思うと、
勇気付けられ希望が湧いてくるような気がするのですが、
皆さまはいかがでしょうか?
2013年11月12日