今と過去 今生と前世とのリンク
「今、こうなのは、
きっと前世で何かあったからだと思う…」
先日、たまたま目にしたテレビ番組で、
リポーターの方がこのようなことを言っていました。
こうした言葉を耳にすると、
この数年で、前世療法は本当によく知られるようになったものだと
感慨深いものがあります。
現在の状況とある特定の前世とがつながっているということは、
セラピーとしての前世療法にとってとても重要な認識です。
このことを多くの方々が意識するようになったとしたら
前世療法セラピストとしてこれほど嬉しいことはありません。
今と過去とのリンク。
少し時間をさかのぼった幼少期を思いだしてみましょう。
子どもの頃の体験は記憶にもあることですから
過去から現在に及ぶ影響は、比較的理解しやすいものだと思います。
子どもの頃にプールで溺れかけたことがあるから、
大人になった今も水辺が苦手である… etc.
同じことは、この人生よりももっと前の時点にも
言えることなのです。
いわゆる前世において、「未完了の出来事」の影響は、
転生を越えてずっと持ち越されている…
そう考えてみることができるならば、
前世療法のセッションの中でその出来事を探求し、
未完了の出来事を癒して完了させれば
もはや否定的な影響を受けなくなるでしょう。
前世・過去生のイメージは、
現在と密接につながりあった過去のある出来事のイメージとして、
潜在意識から現れてきます。
潜在意識は、現在と過去とのつながりを全て知っており、
癒しが必要な時、いつでもそれを見せてくれます。
では、これから先のことを考えてみましょう。
今、悔いを残すことがあれば、
今後に影響が及ぶことは容易に想像できることです。
前世療法をすると、
日々の出来事やさまざまな思いが、
私たちの人生や人間関係に、時空を超えて作用し、
想像以上に大きな影響を与えていることを
あらためて思い出させてくれます。
2013年10月02日