前世へ導く声と言葉
前世療法をしてみたけれど、
前世へ行かれなかった…という方がいらっしゃいます。
ご本人にとってみたら、こんなはずではない…と
がっかりなさったことでしょう。
前世へ行かれなかったのには
さまざまな理由があると思うのですが、
たとえばセラピストさんとの相性ということも
あったかもしれません。
前世療法、ヒプノセラピーは
言葉のセラピーです。
まずは声の質。
人は、どんな声でも大丈夫…というわけにはいきません。
どんな方にも、好きでない声質があります。
お電話でお問合せをして
前世療法セラピストの第一声を聞いただけで
「この声は無理」と感じることもあるそうです。
過去のトラウマと結びつくような声と出会ったら、
理性や知性をはねのけて
拒絶反応が起こってしまうかもしれません。
そして言葉選びや言葉のセンスも
軽視できない要素となります。
絶対的に良いとか悪いということではなく、
こちらも相性の問題かもしれません。
そうはいっても癖があったり、理屈っぽかったり、
一般向けではない言い方は敬遠されてしまいます。
嫌だと感じるほどではないものの、
そこはかとなく違和感を持つような
表現や言い回しがあったならば、
潜在意識に委ねて催眠に入り
前世へ行こうとする気持ちに
たちまち水を差してしまうでしょう。
言葉のセンスや声に対する感覚、感受性は、
言葉では説明が出来ない部分も含んでいます。
言葉や声には、
その人が生きてきた全てが反映されています。
言葉や声が微妙に作用するという点では、
前世療法は実にデリケートなセラピーだと
いってもよいかもしれません。
2013年09月22日