前世で一緒に過ごした相手と、もう一度出会いたい… 魂の約束
再び体を持ち、地球上に転生してくる魂には
さまざまな動機があると言われます。
たとえば、やり残した仕事を完成させたい…
子どもの成長を見届けたい…
傷つけてしまった相手に謝罪して許しを請いたい…など。
心残りや後悔の念が、いわゆるカルマとなり、
そのカルマのバランスを取るのに必要な
特定の人生や出来事、人物などに向かわせる
衝動となっていくのです。
あらゆる転生の動機の中で、
最も強いのは、
特定の相手と「もう一度出会いたい」と
いうものだと言われます。
ロマンティックのようにも思われ、
どことなく恐ろし気にも感じられますが、
いかがでしょうか?
お互いに相手のことを大切に思っていて、
深い絆で結ばれていた二人であったならば、
そのつながりが、不意に断ち切られた時、
もう一度生まれ変わって必ず出会おうと約束するでしょう。
実際にさせていただいた前世療法のセッションケースでは、
このようなたくさんの約束が現れてきます。
たとえば戦争や革命、病気、事故、災害の混乱状態は、
何の前触れもなく、突然の別れをもたらすことがあります。
ある日、突然、大切な誰かがいなくなり、
二度と会うことが出来なくなってしまったら、
その悲しみや辛さ、喪失感、やり場のない苦しみなどは、
それは大きなカルマとなり、
バランスを取り戻すために、魂同士が再会を誓い合うことは、
とても自然なことであり、当然の成り行きであるといえるでしょう。
このような時、幼少期からまだ若い時期に引き裂かれ、断ち切られた絆は、
その後の転生において、
今度は晩年期の出会いをもたらすことが多いと言われています。
反対に、熟年期、壮年期、年老いてからの人間関係の場合は、
多くの場合、次は比較的若い時期に再開を果たすと言われます。
ある前世において、強い愛着で結ばれていたパートナーを、
婚約中または結婚直後に亡くしたとしましょう。
もしもその二人が、その後、長年に渡って一緒に過ごすことが出来たとしたら、
一緒に年を重ねながら、人生を共に歩んでいくことが出来たでしょう。
その間に共有出来たはずの体験や、もっと年老いた時代の相手を
知りたい、分かち合いたいという強い思いが、
このような出会いを引き寄せるのでしょうか。
その別れが突然のもので、予測も出来なかった事態であった場合は、
通常、次の転生での再会を約束し合っているものです。
さまざまなテーマで、日々、前世療法・過去生セラピーの
セッションをさせていただいて思うのですが、
それが愛着であれ、執着であれ、
あるいは嫌悪や復讐の念、恨みなどであったとしても、
カルマの引力によって、間違いなく相手を探し当て、
出会いを成就させるのは、確かなことのようです。
人と人とがお互いに向け合う感情、
情念の底知れないパワーと深みは、
前世のイメージ世界を圧倒的な迫力で彩り際立たせているようです。
潜在意識の中から現れるそれらを、
セッションルームのイメージの世界において、
クライアントさんとご一緒に体験する機会は、
本当に心を揺り動かされる深い体験となります。
前世療法・過去生セラピー 心の癒しと探求ナビ
2014年09月13日