前世・過去生を知るためのセッションは? 前世療法とハイアーセルフ
前世・過去生にご興味を持ち、
どのような前世・過去生であったのか知りたい…という時、
あるいは今の人生の目的を知りたい…と思う時、
通常は、前世療法・過去生セラピーをしてみよう…
と思われるでしょう。
こうした方から、お問い合わせをいただいたら、
私は、迷わず前世療法をお勧めすると思います。
けれども、前世・過去生を知る方法は、
実は前世療法だけではありません。
人気が高いのは、ハイアーセルフのセッションです。
ハイアーセルフとは、最高次元のその方。
真我、超意識、魂意識などと呼ばれることもあります。
最高次元の自己ですから、
お悩みがある時は、その解決方法を既に知っていますし、
迷っている時は、最善の選択を知っています。
そしてその方をいつもあたたかく見守り、
無条件の愛を注いでくれています。
ハイアーセルフのセッションでは、
その方のハイアーセルフに会いに行き、
相談をしたり、メッセージやアドバイスを受け取ったりします。
ハイアーセルフのセッションについては、
「ヒプノセラピーで心を癒す もっと自分らしく望む未来を創る」サイトの
ハイアーセルフのページにて、詳細をご覧いただけます。
このハイアーセルフのセッション、なかなか人気があります。
その理由を考えてみると、いちばん大きいのは、
ご自分のハイアーセルフというものに、
純粋に会ってみたいという願いです。
その方の一部であるとはいえ、日常、全く意識されないものですので、
ご興味が湧くのも頷けることです。
ご自分の一部でありながら、
神様のように次元の高い超越的な存在…
愛にあふれる叡智ある存在…
とても神秘的な印象を受けます。
もう一つ、人気の理由として考えられるのは、
ハイアーセルフのセッションには、
否定的な要素が現れないということです。
たとえば前世療法・過去生セラピーでは、
テーマに沿った一つの前世・過去生に退行し、
どんな体験をしたのか、どんな人生を歩んだのかを再体験します。
その前世・過去生を流れる時間を、生きて体験することになります。
前世・過去生での体験は、楽しいことばかりとは限りません。
多くの場合、今生の人生の目的に関連するカルマを
そこに見出すことが出来ます。
たとえばある人物に親切にしてもらいながら、
最後はひどい仕打ちをしてしまったため、
次の転生で (すなわち今生で) もう一度出会い、
今度こそは、恩返しをしたい…というような具合に。
このような場合、
「ひどい仕打ちをした」部分も、再体験されることになり、
居心地がよくないと感じられることがあるでしょう。
それに対して、ハイアーセルフのセッションでは、
退行も再体験もありません。
ハイアーセルフに問いかけて、全ての答えを、
ハイアーセルフから、直接聴くのみです。
忘れていたトラウマ体験がある時、
誰かに語られるのを聴いているほうが、
直接、再体験するよりも、気持ちが楽であることは、
納得いただけるのではないでしょうか?
前世療法、過去生セラピーには、
迫真性、臨場感、生き生きとした感覚、感情など
独特の魅力があります。
前世・過去生での出来事から、
どうして今生の人生の計画が立てられたのかを
流れとして体感しますので、感情を伴って腑に落ちていきます。
ですので、ハイアーセルフから聴いて理解するのではなく、
自分でそこへ戻っていって、ぜひ再体験をしてみたいと
望む方もたくさんいらっしゃいます。
前世療法を選ぶか、ハイアーセルフのセッションを選ぶのかは、
その方の好みであり、お気持ち次第です。
これまでのセッションケースを振り返ってみると、
豊かなイメージ力や被暗示性などが高い方は、
前世療法を選ばれるようです。
そして透視やチャネリング的なサイキックな素養をお持ちの場合は、
どちらかといえば、ハイアーセルフのセッションを
好まれる方が多いように感じています。
もしかすると、前世療法の再体験をしなくても、
ハイアーセルフのセッションによって、
おそらくはそれと同じくらいの細かい情報を
体感的に得られているのでしょうか?
あるいは、その時空とつながって、
トラウマなどをリアルに再体験することが
通常以上に辛く不快に感じられてしまうのでしょうか?
前世療法セラピストを長く続けていると、
イメージの受け取り方には、その方独特のやり方があることがわかります。
前世療法とハイアーセルフ、
二分的に区分けできるものではありませんが、
その方がどちらをご希望になるということは、
その方らしさを表現しているようで、
たいへん興味深く感じます。
あなたはどちらを好まれるでしょうか?
2015年10月31日