前世療法をスカイプで 現在に重なり合う過去生の体験
前世療法・過去生セラピーでは、
日常、体験することがなく、
想像もしていなかったイメージと出会うことがあります。
今の自分が知らないもう一つの人生。
別の名前や性別で、
なじみのない場所で暮らしている
その方の過去生のパーソナリティは、
自分ではないかのように感じられながらも、
不思議に腑に落ち納得できる行動をとっていきます。
このあたりが、前世療法の魅力の一つなのではないでしょうか?
映画や物語のように、架空の世界や寓話であると思われても、
そのインパクトは大きく、心を揺さぶり、
解放、癒し、気付きなどをもたらしてくれるのです。
生きた時代や場所は、
現在の日常とはかけ離れているはずなのですが、
実は深いところでつながっており、
無意識やフィーリングなどでは、
そのつながりに気付いていることもあります。
たとえば、理由のわからない愛着や敵意、
ここを訪れたことがあるという感覚、
過去に知っていたという感触、
似たような体験や既視感など…。
それもそのはず、トランスパーソナルな観点に立てば、
私たちの人生は、
幾転生を経てさまざまな体験を重ねてきた結果として
今、ここに存在しているのですから…。
意識されることのない心の深層で、
今生の自分ではないもう一人の自分が過ごした転生からの影響を
受けていると言ってもよいでしょう。
最近、インターネットを用いた
スカイプやハングアウトのセッションを
ご希望になる方が増えてきています。
対面が良いか、スカイプが良いかは、
その方によるかと思いますが、
日々、前世療法をさせていただいて感じるのは、
ご自分の前世、過去生を心から探求してみたい、
癒したいと願う場合、
対面とスカイプの違いはほとんど無いということです。
ご自宅で、おひとりになれる空間があり、
一定時間、心の世界に浸ることがかなう
静かな環境があるならは、
くつろぎの度合いからすると、
むしろなじみのある場所でのスカイプのセッションのほうが
リラックスできることもあるでしょう。
前世療法以外のヒプノセラピー、
たとえばインナーチャイルド、
年齢退行、サブパーソナリティなどでは、
スカイプのセッションは、
比較的よく行われています。
それに対して、
前世療法・過去生セラピーで躊躇されるとしたら、
前世を訪れるには、深く集中して、
遠い時空まで遡らなくてはならないと
感じておられるためなのかもしれません。
実際には、どちらもさほど変わりはないというのが
私の考えです。
なぜならば、前世・過去生の体験は、
それほど遠いところにあるものではなく、
たとえ意識されていないとしても、
その方の魂の記憶として、現在のその方の中に
今も影を落としているからです。
そして前世療法セッションのクライアントさんは、
既にそうした心の領域からの
インスピレーションを受け取られているからこそ、
セッションをご希望になっていると考えられるのです。
私たちが想像している以上に、
前世・過去生は現在に浸食しており、
より深いレベルでの解放と癒しを
待ち続けているのではないでしょうか?
2014年11月09日