パートナーとの間にある未完了の課題 夫婦カウンセリング
男女のパートナーシップは、
実は前世・過去生のカルマ・ダルマに関わる要素が大きいということは、
こちらのブログでもたびたびご紹介しています。
私どもは、親子や夫婦のカウンセリングもさせていただいていますが、
ご夫婦の間に、何かトラブルがある時、まず奥さまがカウンセリングに来られ、
しばらくしてから、ご主人にもカウンセリングを勧められることがあります。
ご主人がセッションルームにお越しくださると、
奥さまとは違う立場や視点から、
じっくりとお話を聴かせていただくことになります。
ご夫婦として生活を共にされていても、価値観や人間観、
そしてパートナーシップに求めるものが、それぞれ微妙に異なることは、
よくあることですし、仕方がありません。
さらに同じ出来事を体験していても、そこから受けるダメージや影響、
出来事の意味の捉え方なども、かなりくい違っていることが多いのです。
人は、一人ひとりがユニークな魂、ユニークなパーソナリティです。
ご夫婦の間に、行き違いや対立などがある場合、
どちらが正しいとか、間違っているということではなく、
異なる感じ方、捉え方があるという場合がほとんどです。
けれども、お互いに、ご自分の立場から見ると、
こうあるべきと信じること、譲れないポイントというものは、
たしかに存在するのです。
人は誰でも、誰かに共感してもらえると安心できるものですし、
プラスのストロークを求めて行動するものです。
ですから、奥さまは、カウンセリングで、
ご自分の感じたことや主張をお話くださり、ご主人に何とか理解してもらい、
態度をあらためてもらいたいというお気持ちから、
ご主人にもカウンセリングを勧められるのでしょう。
私はセラピストの立場から、中立にお話をお聴きして、
それぞれのお気持ちに寄り添い、共感します。
言うなれば、一人おひとりの味方になるということです。
セラピストは、正誤を裁く立場ではありませんので、
白か黒かをはっきりさせることがカウンセリングの目的ではありません。
その方のお気持ちをしっかりと受けとめ、共感と理解をもつならば、
その方の心に安心感と穏やかさが取り戻され、
ご自分のことも、相手のことも、客観視できるようになっていくでしょう。
その結果として、自分をちょっと脇に置き、
相手の異なる考え方や出来事に対する解釈などを
相手の立場になって考えられるようになり、
受け入れやすくなられるでしょう。
理解し合い、歩み寄り、自然な流れで和解に近付くことが出来たならば
それがいちばん良いことです。
その結果、どうしても一致点を見出せないのであれば、
対話を続けて解決策を探していく必要があるでしょう。
お二人が、今生出会って、今、一緒にいるということは、
トランスパーソナルな視点に立てば、
そもそも何らかの「未完了の仕事」が残っているということになります。
違和感や対立があるからこそ、一緒に過ごしながら、相手と向き合い、
その部分を癒していくことになるのでしょう。
揉め事は、より深い理解に至るきっかけになり得るもの、
その先には、気付きや理解の次なるステージが待っているはずです。
もしもここで喧嘩別れや破綻、決別へと向かってしまったら、
未完了のまま、今後に持ち越されてしまう可能性もあるでしょう。
魂同士は、お互いにそのことを知っていて、
同意し合っていると想像してみましょう。
パートナーシップの問題やお悩みは、魂が生まれ変わる際、
この人生の計画の中に位置づけてきたものだと考えてみましょう。
嫌悪と愛着、違和感と共感は、いずれもかけがえのない絆の一部です。
魂の観点から、今、現実に起こっている問題を
より深く見ていきたいと思われましたら、
前世療法 過去生セラピーをお試しいただくと良いでしょう。
私たちの潜在意識はつながり合っています。
自分が内面が変化すると、相手も変わっていくでしょう。
2016年03月04日