前世・過去生に由来する不調を癒す
医学の世界は目覚ましく発展しつつありますが、
そうであっても、
不調の原因が医学的な検査では判明しなかった…ということがあります。
セラピストとしての経験では、そうした不調は、
なりやすい方と、比較的なりにくい方があるようです。
なりやすい方の多くは、時々、不調に陥り、しばらくすると回復します。
日常生活に支障のない程度の軽い不調もあれば、
寝込んでしまうようなものもあります。
再発性という言葉が合っているかどうかは、何とも言えませんが、
ご本人の苦しみと不可解さ、焦燥感が伝わってきて、
こちらも辛い気持ちになるのです。
このような時にお勧めするのが、
トランスパーソナルな退行療法である、多次元セラピーです。
多次元セラピーは退行療法ですので、前世療法もその中に含まれています。
多次元セラピーでは、原因のわからない心身の不調の起源へ退行し、
どのようにしてそれが始まったのか、詳しく探求していきます。
そのうえで、癒し、解放すると、その後、その不調が起こらなくなっていきます。
では、いったい何が原因となって、その不調が起こっていたのでしょうか?
これまでのケースでは、さまざまな要因が解明されております。
その中の一つが、前世・過去生に由来するものです。
(それ以外の要因につきましては、
多次元セラピーサイトをご覧いただければと思います。)
前世・過去生に由来する不調
セッションで、不調の起源に退行していくと、
いわゆる前世・過去生のイメージが現れるのです。
そこでは、その不調につながるような怪我や病気、不遇の死などの体験があり、
癒されない状態のままになっています。
そのイメージ世界を探求し、
その方の過去生のパーソナリティ(過去生におけるその方)が、
主観的に、その出来事をどのように体験されたのか、
詳しく理解して、解放していくことが出来ます。
これは、まさに前世療法・過去世セラピーです。
興味深いことに、
「原因不明の不調」をテーマとしてセッションにお越しになったのではなく、
別のテーマで、前世療法・過去生セラピーをさせていただいた場合であっても、
不調につながる起源のイメージが自然に現れて、
セッションが終わってみると、結果的に不調が解消されていた…と
いうことも起こっています。
前世・過去生におけるその方=過去生のパーソナリティは、
人種、性別、年齢、価値観、家族関係や身分、職業など、
全てにおいて、現在のその方とは異なっています。
しかしながら、前世・過去生において心身に受けた深刻なダメージは、
転生を越えて持ち越され、
今生においても、無視が出来ないほどの大きな影響を与え続けている…
そのように考えてみると、分かりやすいかもしれません。
解釈は、どのようにも成り立つことですので、
その方の世界観に照らして、お考えいただければと思います。
セラピストの立場からは、厄介な不調が癒されて軽減するか、
あるいは解消されることが何よりも重要です。
前世療法・過去生セラピーが、癒しのツールとして
時に、目覚ましく役立つ場合があるということです。
必ず不調が無くなる…という確約をすることは出来ませんが、
やってみる価値は、十分にあります。
ふだんは気にならないけれど、
忘れた頃に、時々、表面に出てくる不調や病気があるならば、
一度、前世・過去生を探求してみてはいかがかと思います。
付け加えますと、私も経験があるのですが、
不調の原因が1つだけではなく、複数、存在する場合もよくあります。
そのような時は、セッションで1つの前世・過去生を訪れると、
ある程度、不調が軽減するのを感じていただけるでしょう。
さらに2回目、3回目…とセッションを続けていくにつれて、
薄紙を剝ぐように、どんどん軽減していきます。
あきらめずに何回か続けてられて、やがて解消するに至ったケースもあります。
いずれにしましても、まずは医学的な検査や診療を受けられて、
それで改善しない時には、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。
2021年05月25日