前世療法・過去生セラピーのセッションの中から人生の転機に強い影響を与えた前世・過去生を探求するセッションケース(体験談)を紹介します。前世を探求する前世療法に多次元セラピーを併用し今生との関連の理解、心の癒し、望む変容をサポートします。神奈川・スカイプ・藤沢・茅ヶ崎・平塚

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個人セッション ケース(体験談) 11

前世療法・過去生セラピーの個人セッションの実際の体験談を元に、
人生の転機に強い影響を与えている前世・過去生
についてのケースをご紹介致します。

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人生の転機を迎えている「現在」の意味を探求する…

前世療法では、その方のご希望に合わせて、
セッションのテーマや目標を選びます。

たとえば
心身の不調や人間関係を癒したい…
なぜこの両親を選んで生まれたのか探求したい…
今、お付き合いしている相手がソウルメイトかどうか知りたい…
今生、スポーツ・音楽・趣味・特技など、
特定のものに惹かれるのは何故なのか知りたい…
癖やパターンの意味を探求したい…
今の悩みを解決したい… など。

このように、あるテーマに絞られた明確な目的を持って、
前世療法・過去生セラピーのセッションに
お越しになる場合が多いのですが、
こうしたテーマとは少し異なる種類の探求もあります。

それは、恋愛、仕事、人間関係、試練など、
より幅広く、現在のその方や、
今生の全体(今まで生きてきた全て)に、
前世療法・過去生がどのような影響を与えているのか
探求するセッションです。

そこには、今、その方が置かれている状況や、
物理的・日物理的な環境、取り巻く人間関係、
考えていることや感じていることの全てが含まれています。

今回、Cさんがご希望になったのは、
このように全体的な広がりを持つ
前世療法・過去生セラピーのセッションでした。


穏やかで平和な前半生

Cさんは、物静かな印象を与える40代の男性。

ちょうど今、人生の大きな転機を迎えており、
以前からご興味をお持ちの前世療法のセッションを思い立って、
セッションルームにお越しになったのです。

Cさんに訪れた大きな変化の波は、公私両面に及びます。

代々続いてきた家業のお仕事に区切りをつけて整理し、
新しいお仕事を模索していくとともに、
ご家族や人間関係、そして生活環境など、日々の暮らし全てに、
向き合い変革すべき変化が生じているということでした。

比較的、裕福な家庭に生まれ育ち、
家族関係も良好で、不自由なく明るく成長し、
欲しいものは何でも手に入り、
習い事や趣味などを自由に楽しむことが出来る環境でした。

育ちの良いCさんは、おっとりとした性格で、
芸術やファッションなどは、
個性的で華やかなものが好みでした。

学校を卒業すると、
ご両親を助けて家業を支えることとなりました。

この時までのCさんの人生は、波一つない穏やかな大海のようであり、
問題やお悩み、葛藤、迷いなどとは無縁の平和な日々が続いていました。

お仕事、人間関係、住む場所など、大きな変化の背景

ご家族とのつながりが深いCさん。
お仕事には、愛着もやりがいもありました。

お若い頃から現在まで、
長年、ご家族で力を合わせて経営されてきたお仕事です。

慣れ親しんだ職場環境を手放すこととなり、
理性では既に受け入れていたものの、
これからどうなっていくのだろうかと思うと、
将来に対する不安な気持ちが湧き起こってきます。

その一方で、前向きで真面目なCさんは、
スピリチュアルな世界観になじんでおられ、
そうした観点からは、人生をよりよく変えるチャンスとして、
変化をポジティブに受けとめていらっしゃるようでした。

前世、過去生、輪廻転生、カルマ…といったことは、
Cさんにとっては、何の違和感のないものです。

むしろ見えない世界には、かなり興味をお持ちで、
感受性が鋭く、前世に関する書籍なども、
いろいろな種類のものを読まれてきたということでした。

人生の大きな転換期に、
何のために生まれてきたのか、
探求してみたいと思われる方は少なくありません。

Cさんも、進む方向性はおぼろげに見えてきてはいるものの、
何か、今後に役立つヒントのようなものを
もっと受け取れるかもしれないと感じておられたのでしょう。

前世・過去生で最初に現れたイメージは?

現在のCさんに影響を与えている前世・過去生は、
とのような転生であったのか、探求が始まりました。

前世療法・過去生セラピーでは、
まず催眠状態に入り、前世・過去生の最初の場面へ向かいます。

Cさんの場合、最初に現れたイメージは、
雲の上、そして暗いトンネルの中…。
奥行のある空間のあるところには、
厳しい雰囲気を持つ羽のついた天使のような存在がいました。

ここは、中間生 (転生と転生の間に赴く場所)。

この時、Cさんは、死を迎えて体から離れ、魂となった状態でした。
魂は、今、天国に向かっているところです。

前世療法では、一つの転生の中の幾つかの出来事を再体験し、
その前世・過去生の最後、亡くなるところにも行くのですが、
このセッションのように、
最初にいきなり死後の世界のイメージが現れることも、
まれにあることです。

通常とは順序が反対となりましたが、
そこから、時間を遡り、生前の出来事へと戻っていきます。


前世・過去生の死

そのヨーロッパ風の豪華な宮殿は、
暗いうえに、全くひと気がありません。

そこにいる一人の男性は、髪が長く、髭をはやし、
マントを身に着けた身分の高い男性は、
どうやらこの城の主 = 王様のようでした。

宮殿に誰もいないのは、
王様の独善と無策によって、臣下たちの心が少しずつ離れ、
一人、また一人と、城を去ってしまったためです。

このような状況となった今も、王様は、
「そんなはずはない…、自分は間違っていない…」
と思っていました。

突然、甲冑を身に着けた味方であるはずの兵士が、
いきなり王様に襲い掛かり、腹部を槍で突き刺しました。

驚きとショックとともに、薄れていく意識の中で、
「こんなことが起こったのは、
おそらく王である自分に非があったのだろう…」と思いました。

この傷が致命傷となり、
間もなく王様は息を引き取りました。


恵まれた環境と、王位を継ぐことへの葛藤

この王様が、なぜこのような離反や裏切りに
合うことになっていったのか、
さらに時間を遡って探求していきました。

ヨーロッパの小さな王国の、
王と王妃の第一子として生まれた13歳の王子(=未来の王様)は、
若くて美しく、たいへん人気があり、
いつも皆の話題の中心となって、注目を集めていました。

周囲には、いつでも、彼の気を引きたいと願う
たくさんの女性がいました。

小国の領土で盛大に催された彼の誕生日を祝う祭事、
多くの人々の祝福を受けて、
どこにも陰りのない幸福感に酔いしれていたのです。

やがて時は流れ、妹姫が生まれ
年老いて逝去した父王に代わって、
彼が王位を継いで即位することとなりました。

何の苦労も努力もなく、
恵まれ過ぎた環境で育った彼でしたが、
母親に過剰に守られ、母親への依存傾向があり、
実はマザコンで臆病で弱気な性格でした。

彼は、態度には出さないものの、
自分に対する自信というものが、全くありませんでした。

「自分に王様としての役割を果たすことが出来るのだろうか?」
「いや、それは無理だ、上手くやれないかもしれない…」

母親である王妃すら、彼の能力や才覚に疑いの気持ちを拭えず、
それを察知していた彼の不安は、いっそう深刻になっていきます。

実際に何かをしようという意欲を持つことが出来ず、
行動力も持ち合わせていない彼は、
王としての責務を何一つ果たせないまま、
空しく時を過ごすばかりです。

父王の時代から城に仕えてきた忠実な家来たちや兵士、
身辺の世話をする使用人たちは失望し、危惧の念を抱き、
一人、また一人と、若い王様の元を離れ、
城を去っていきました。

ただ一人、どんな時も傍に付き従い、
守ってくれていた忠臣さえも、
王様のわがままや、謙虚でない言動に愛想をつかし、
ついにどこかへいなくなってしまいました。

王様は悲しみと憂いに沈んでいました。

その当時は、強大な敵国が攻めてきて、戦争状態が続いており、
領土は荒れ果て、大勢の人々が犠牲となっていました。

王妃と妹姫は陥れられ、殺害されてしまいます。

戦いに敗れて国は荒廃し、王様は城を追放されます。


絶望から、充実感のある静かな生活へ

寂しさと切なさと絶望に打ちひしがれ、
王様が自ら命を絶とうと考えた時、ふいに、
「人の役に立つ人間となって、この人生をやり直したい」
という思いが浮かびました。

死にたいという気持ちはあるが、
上手く生きたいならばもっと頑張るしかない…
36歳になっていた孤独な王様は、
人生最大の転機を迎えたのです。

彼が向かった先は、以前住んでいたお城からは遠く離れた
教会の施設である病院でした。
そこには、体の不自由な人や孤児たち、
恵まれない境遇の人々がたくさん集まっていました。

彼は、王であったことを隠し、
その人々のお世話をして、親身に尽くします。

「その日にやるべきことを淡々と行い、
心穏やかに生きられるならば、それがいちばん良い…」

貧しい人々に対する自分の役割を果たすことと、
教会での静かな生活は、
これまでに感じたことのなかった、
深く満ち足りた幸せをもたらしてくれました。

心地良い居場所を見つけ、やりがいと充実感のある生活。
「このような毎日を、これからもずっと続けていかれたら…」
彼は心からそう思っていました。


王様の心の変化と最期の時

けれどもそんな彼の心に、ある変化が起こります。

別人のように変わった今の彼を支持する人々が現れ始めたのです。

もう一度、王としてやり直したい気持ちが
彼の心に芽生えてきました。

人々が、安定して
不安のない生活を送ることができる住みやすい国、
皆が寛いで安らげる、皆のための場所を
ここに作り上げたい…
そう考えるようになりました。

彼は、ささやかな土地を基盤として
彼が理想する王国を築き始めたのです。

そこには、王様だった頃にはなかった思いやりの心と
人々に誠心誠意尽くす姿勢がありました。

地道に努力を重ねる彼を見た人々は喜び、
彼をいっそう慕うようになりました。

そんなある日のこと、
彼は、かつての傲慢さを素直に謝り、
彼のもとを去っていった人々にお詫びをしたいと思い立ちます。

かつて住んでいた懐かしい城、
若々しく華やかな日々を過ごした城に向かいます。

城は、彼が心から反省をしたいと思っていた特別な場所であり、
そこに出向いていくことで、何かが分かるかもしれないという
直感がはたらいていました。

そして、久しぶりにお城に戻った直後、
彼は兵士に槍で刺され、殺されてしまったのです。


魂となって、前世・過去生を振りかえる…

死を迎えた彼の魂は、
光にあふれ、蝶が舞う、素晴らしい場所に帰っていきます。

そこで、今、終えてきたばかりの
前世・過去生を振りかえります。

「自分は王としては、未熟で拙い者であったけれども、
最後は人々の役に立てたことを誇りに思う…」

自分か教会で行ったことで、
人々が喜んでくれている様子を遠くから眺める時、
彼は、このうえなく満ち足りた気持ちを味わいました。

人の役に立つことこそが、自分の喜びであることを
この転生から学び取ったのです。

そして、華やかな王宮の生活よりも、
やるべきことを淡々と行う質素で静かな生活のほうが、
物事を客観的に見ることができ、
物事の本質や本当の意味、真実が分かると実感しました。


重なり合っている前世・過去生と今生

この前世・過去生で出会った人々とは、
今生でも再び出会うことになったのでしょうか?

この前世・過去生で、王様を槍で殺害した兵士は、
今生のCさんの父親となって生まれ変わりました。

この兵士は、味方であるにもかかわらず、
王を裏切ったことを後悔しており、
申し訳ないという謝罪の気持ちから、
今度は父子という関係を選択したということです。

前世・過去生の母(王妃)と妹姫は、
今度はもっと長く、Cさんと一緒に過ごすことが出来るように
次の転生( = 今生 ) でも再び出会う約束をしていました。

現在の母上と、近い将来、授かる
Cさんのお子さんになるということです。

前世・過去生で、最後まで親身になって
王様の世話をしてくれた男性は、
今生は、Cさんの兄弟となったようです。
もう一度会いたいという強い思いから、
家族関係を選んできたようです。

こうして見ていくと、
強い影響を与えた前世・過去生の登場人物は、
現在のCさんのご家族と、
不思議なほど重なり合っていることがわかります。


前世・過去生から今生へ 未完の仕事に向かって

Cさんは、これまで当たり前のように
豊かで自由にあふれ、華やかな生活を送ってきました。

趣味や習い事、遊び、友人関係などは
多彩で、明るく、いつも賑やかであり、
人目を引く派手なものや場所を好んでこられました。

そうした華やかさ、豊かさに魅力を感じる気持ちは、
現在も残ってはいるものの、
この前世・過去生を振りかえってみると
「静かな生活」「人のためになる生活」
「本当のことがわかる生活」の価値もよく理解でき、
そちらに惹かれ始めているのだと言われます。

ご自分の五感を楽しませる喜びと、
他者のために力を尽くす充実感。

スリルや刺激に満ちた若々しく派手な日々と、
他者の喜びを喜びとする静かな暮らし。

過渡期である今は、そのどちらの魅力や利点も、
実によく分かり納得できると言われていたのが印象的でした。

これから先の人生で、
Cさんの意識や思いは、
さらなる変容を遂げていかれることでしょう。

あの前世・過去生で、
王様が心から成し遂げたかったにもかかわらず、
志半ばで終わってしまった目標に向かって
この人生では、達成を目指して
ひたむきに着実に進んでいかれるのではないでしょうか?


前世・過去生から今生へと続く自己実現の旅

この王様は、輝かしく権威あるポジションから、
社会の最下層の恵まれない人々を影で支える
地味で無償の奉仕の生活に入りました。

人がこのように生き方を変えられるということ自体、
普通はあまり想像できないことであり、
心を揺さぶるインパクトがあります。

その背後には、地位を奪われ、運命に翻弄されたという
単純な受け取り方では言い尽くせない
心の変遷と変容のドラマがあったはずです。

表面的には暗転や失敗になるのかもしれませんが、
精神的、感情的、霊的には、
生きることの手応えや充足感、喜びの発見に至る
稀有な自己実現のプロセスを見せてくれています。

前世・過去生の王様に起こった出来事、
そしてそこに流れている時間や思いと、
今生、Cさんが体験しつつあることの間には、
多くの部分でさまざまなつながりが存在していることを
自然に感知できます。

今生の転機とぴったり重なり合うこの前世・過去生は、
フィクション・創作なのではないかと
思われる方があるかもしれません。

しかしながら、潜在意識は、
今のその方に役立つイメージを、必ず見せてくれるものです。

そのイメージには、心を癒すパワーと叡智が含まれます。

この前世療法・過去生セラピーのセッションのように、
対照的な二つの生き方をリアルに再体験してみると、
もう一人の自分 = 王様 の思いに触れて、
さまざまな気付きがやってきます。

転機を迎えた現在の状況を、
ただの変化としてだけではなく、
より深い側面から光を当てて見渡す
一つの機会として頂けたのであれば、
前世療法セラピストとして、たいへん喜ばしいことです。




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