前世療法とインナーチャイルド
前世療法とインナーチャイルドは、
どちらも潜在意識からのイメージを受け取る
ヒプノセラピーの手法ですが、
実はこの二つには、
密接なつながりがあるのをご存じでしょうか?
インナーチャイルドとは、傷ついた内なる子ども。
どんな人の中にもインナーチャイルドがいます。
イメージの中でチャイルドに会いに行き、
その子に無条件の愛を与えて癒してあげると
チャイルドはどんどん元気を取り戻していきます。
そしてその方は、健全な自己愛を回復し
ご自分のことをもっと楽に受け入れて、
あるがままのご自分を、
愛することができるようになっていきます。
ヒプノセラピーのインナーチャイルドのセッションでは、
通常は、退行(過去へ戻ること)をしません。
一見、過去に退行する(戻る)前世療法と
つながりがあるようにはみえないのですが、
実は、前世の出来事が、
今生に満ちこされて否定的な影響を与えている時、
その前世には、インナーチャイルドが関わっていることが
たいへん多いのです。
前世・過去生へ退行して、
そこでどのような出来事が起こったのかを探求していくと、
幼少期にひどく辛い目に合っていたり、
何か深刻な問題が起こっていることがしばしばあるのです。
家族と引き離されたり、何らかの虐待を受けていたり、
障害や極貧などによって見捨てられたり、
現代のような医療や福祉がなかった時代特有の
驚くべき悲惨さが見受けられます。
現代においても、幼い子どもが心を傷付けられる要因は
数多く存在しますが、
前世・過去生では、想像を絶するような苦しみや寂しさを
味わうことが多いようです。
こうした場合には、前世療法による癒しとともに、
前世・過去生でのその子ども=インナーチャイルドをも
癒すことが必要となってきます。
前世療法とインナーチャイルドは、
一度のセッションの中で両方を行うことが出来るでしょうか?
その答えは、ケースによって、さまざまです。
まず、前世・過去生そのものの体験や出来事によって、
再体験するのに必要となる時間が異なりますし、
インナーチャイルドの傷付き方や
深刻さの度合いなどにもよっても違ってきます。
セッションの時間枠の設定ということも
関わりがあるでしょう。
前世療法をするのに、どのような時間枠で行うかは、
セラピストさんによってさまざまです。
ご参考までに、
私どもの前世療法では、基本的に、
催眠誘導から解催眠まで、最長120分間という
比較的ゆったりとした時間枠を取っており、
たとえ超過しましても、追加料金は発生致しません。
これまでの多くのセッションにおいて、
傷付いたその子どもを十分に癒してあげることができました。
前世療法のセッションで、前世・過去生を訪れた時、
もしも傷ついた子どもが現れてきたならば、
その子を無視したり嫌がったりしないで
その子のことを大切に思い、
その子を優しく受け入れて、癒してあげたいものです。
そうなってはじめて、前世・過去生からの否定的な影響の全てを
癒して解放出来たことになるでしょう。
前世の辛い体験を癒し、その前世の傷ついた子どもを癒すと
現在のその方に変容が起こり、いっそう自由になり、
ご自分らしさを表現出来るようになっていくでしょう。
インナーチャイルドの詳細については、
ヒプノセラピーで心を癒す サイト を
併せてご覧いただければと思います。
2015年07月11日