前世療法の否定的な側面と癒しの効果
前世療法個人セッションを迷っている方は、
前世へ退行すると何が起こるのか、
不安に感じられているかもしれません。
不幸ばかりの悲惨な前世や、
加害者だったひどい前世ならば、
見たくない…という方もあります。
見たくないのならば、
無理に体験する必要はもちろんありません。
悲惨な前世・過去生は、既に終わっており、
過去のものとなっているとはいえ、
わざわざそんなものを見る必要があるの?
…と思われるのは、よく理解できます。
けれども、それでもそうした負の要素の強い前世・過去生を
訪ねてみることには、実は大きな利点があるのです。
既に過ぎ去った過去であっても、
現在のその方に対して、
部分的に深刻で否定的な影響を与えている可能性があり、
前世療法。過去生セラピーでは、
それについて理解して解放を目指すことが出来るためです。
たとえば…
今生、原因の思い当たらない問題を解決できる、
今生の(何か問題のある)ご両親、夫や妻との絆を探求する、など。
打ちひしがれて立ち直れないような時に、
この人生の目的を知ることも可能です。
日頃の行動に現れる癖や傾向、
恋愛のパターンなどについても、
なぜそうなのか、不思議に腑に落ちて、
納得できることが少なくありません。
他の手段によっては到達しにくい洞察や気付きを、
自然に受け取ることができます。
これまで、セッションを受けられた方々は、
現在、理不尽な状況に置かれていたり、
何のために生きているのか、
生きる張り合いやてごたえが欲しいと感じていたりする時、
前世・過去生へ退行して、
長い間、眠り続けていた過去の古い記憶にアクセスすることで、
未来に向かって進む勇気や希望を受け取ったという
手ごたえを感じられています。
ご自身が、過去生退行を体験されてみて、
その癒しの効果から、
ご家族やご友人の癒しのために、
前世療法を学んでみたいとお考えの方も少なくありません。
他の方に、セラピーをさせていただくことは、
ご自分がセラピーを受ける時とは異なり、
より客観的に、全体像を俯瞰できますので、
カルマの作用なども、理解しやすくなり、
魂や転生や人間存在に対する見方が
変わっていくこともよくあります。
私自身も、前世療法・過去生セラピーを続けていて、
毎回、気付きや発見の瞬間に立ち会い、
心が震えるような深い体験をさせていただいています。
過ぎ去った過去生を、
今さら体験してわかったところで、
どうなるものではない、
過去ではなく、未来志向で生きていきたい…。
こちらも、時々、耳に入る考え方、一つの姿勢ですが、
トランスパーソナルな観点では、
過去と現在、そして未来は、
つながり合っているひとつの大きな流れです。
そうであれば、
まずは、過去からの否定的な影響から自由になって、
現在を十分に癒すことで、
望むとおりの未来を創造することが
楽々とたやすくなっていくと思うのですが、
皆さまはどのように感じられるでしょうか?
2015年06月10日