前世療法と各種ヒプノセラピーの出会い
今、ご覧いただいているHPは、
前世療法・過去生セラピーの専門サイトです。
このほかにも
ヒプノセラピー専門サイトと、
多次元セラピー専門サイトがあるのですが、
おそらく主に前世や前世療法にご興味をお持ちくださっている方々が
このブログをお読みくださっていることと思います。
前世療法は、元々はヒプノセラピーの中の1系統である
退行療法の一つです。
退行療法とは、過去のある時点に戻る癒しの手法、
胎児期退行や、年齢退行のほかに、
いわゆる前世・過去生へ戻っていく前世療法があります。
近年、注目を集め、人気が高まっている前世療法ですが、
ヒプノセラピーとは違った特殊な療法であるわけではなく、
催眠状態となって潜在意識からイメージを受け取るという意味では、
各種ヒプノセラピーの1つの分野(メニュー)と言ってもよいでしょう。
私は、前世療法だけでなく、各種ヒプノセラピーと、
退行療法である多次元セラピーをさせていただいています。
各種ヒプノセラピーとは、インナーチャイルド、インナーペアレント、
ハイアーセルフ、サブパーソナリティ、年齢退行、胎児期退行などです。
そして日々のセッションを通じていつも思うのは、
ヒプノセラピー、前世療法、多次元セラピーという区分けがあっても、
実際のセッションでは、明確に区別を付けられない形となることが
少なくないということです。
前世療法をしたい、前世・過去生へ行ってみたいというご希望があれば、
前世・過去生への誘導をさせていただくのですが、
通常の前世療法的要素だけではなくなることがあるのです。
たとえばヒプノセラピーのインナーチャイルドやインナーペアレント、
ハイアーセルフなど、前世療法とは異なる要素が自然に現れてきたり、
そうした要素を使う必要が生じたりすることがあります。
こうすることによって、癒しと解放がより深く促され、
気付きも受け取られることが
しばしばあるのです。
催眠療法のカテゴリーやジャンル分けは便宜的なものであり、
問題・お悩み、そしてそもそも人の心というものは、
さまざまな要素が複雑に作用し合い、
単純に割り切り一つの名称を付けることには、
元々無理があるということでしょう。
前世・過去生を訪れて、そのイメージの中にに入っていくと、
そこに立っているのが、傷ついた幼い子どもであることがあります。
また前世・過去生へ行くはずが、潜在意識に導かれていくと
いつの間にか、幼少期、胎児期に行き着いていた…
ということもよくあります。
前世・過去生のパーソナリティが、実はその方ではなく、
見知らぬ誰かであった…ということも起こることがあるものです。
各種ヒプノセラピー、多次元セラピーが、
前世療法をご希望になった方のセッション中、部分的に取り入れられると、
その前世での出来事や登場人物が、より広い視野から理解できるようになり、
前世療法だけでは得られない癒しのレベルに導いてくれることがあります。
別ジャンルであってもこのようなことが起こっているのには、
理由があります。
その鍵は、潜在意識です。
これまでのセッションケースを振り返ってみると、
潜在意識は、その時、癒しに必要な時空、癒しに役立つイメージを
必ず現してくれています。
顕在意識では、
「インナーチャイルドではなく、前世療法をするのだ」と選択をしていたとしても、
インナーチャイルドヒーリングが必要な時は、
心の深層で何かのエネルギーが動いて、
潜在意識が小さな子どものイメージを出現させてくれます。
その逆もあります。
胎児期退行をするつもりでお越しになったのに、行き着いた先が今生ではなく、
いわゆる前世・過去生であった…というようなケースです。
そうなった場合に、私どもでは、そうなった時点でのご希望をお聴きしたうえで、
ご希望や必要があるならば、
各種ヒプノセラピーや多次元セラピーを取り入れて進めています。
前世療法とそれ以外の要素の唐突な出会い、予想外の展開は、
単なるハプニングやアクシデントではなく、
実は潜在意識に具わった叡智、ご自分を癒そうとする自己治癒力が
自然な流れで起こしたものと考えることができるでしょう。
潜在意識に対する信頼が強まるにつれて、柔軟に、臨機応変に、
その瞬間に起こっていることを尊重していかれるようになり、
その方が感じられるセッション後の手応えも、
変わっていくのではないでしょうか?
前世療法 過去生セラピー 心の癒しと探求ナビ
2014年05月04日